2015年12月27日日曜日

祝来日ライブ☆二十歳以上のためのR5サウンド厳選3曲

1/12!!!R5ワールドツアー日本公演んん!!!!なんだよ待たせやがって!!!!日本来る来る詐欺かと思っていたら本当に来てくれた!!!



・・・といっても、ふ~んディズニーチャンネルアイドルが日本来るんだ、としか思っていないそこのあなた!!!甘い!!!ディズニーオンアイスで売っている色のキツイ綿あめより甘いぞ!!!


いくらディズニーチャンネルの協力なバックアップのあるバンドとはいえ、R5は確実に成長をしているバンドなのです!!!とりあえず騙されたと思って聞いてみればいい3曲を紹介するので聞いてみてください。そして騙されろ!!!


(I can't)forget about you



 記念すべき1stアルバムよりこの曲。日本でPV撮影されているのだが、PVには2バージョンある。ただ歌っているだけのものと、R5のメンバーが東京中を駆け回るものである。正直、前者はマジで歌っているだけなんだけど、これがかっこいい。パツキン美少年たちがデコトラの前で爽やかなロックを歌っているってのがもう。正直R5のメンバーはさわやかイケメンぞろいである(このころは)が、そんなイケメンたちが漢くさいデコトラの前で歌っている状況のギャップがとにかくかっこいいのだ。

 曲も、朝焼けを思わせる心地のいい速さと曲調でずっと聞いていられる。歌詞は特に意味は無いのでとりあえずハッピーである。


Heart mede up on you



  2枚目に出したミニアルバムのメイン曲。日本ではAmazonダウンロードで購入可能。またまた爽やかで心地のいい曲。グルグル回ってる感じが甘めのチューハイとよく合うのだ。この曲を聴いてR5は音楽的に成長しているな~と思った。
 まずダンスチューンの感じが古いんだよ。それが最高。シンセサイザーをtheエレクトロな音にせず、ピアノでタンタンタンと言わせる感じが最近のDchアイドルには無かったなぁと。ギターもカッティグを多用してリズム感よく、でもきつすぎない感じに仕上げているところが成長したなぁと。
 また、某Dchアイドル3兄弟バンドのように、アルバムが一本調子ではないところもR5のガチさを感じる。
 とてもさわやかでテンションが上がるので、私はこの曲を目覚ましにしています。最初の「ガナハーメイアッオンニュー」で起き上がるのが定番でしたが、最近最初の「ててて♪ててて♪」でスヌーズをかけるようになりました。


F.E.E.L.G.O.O.D



  3枚目のアルバムsometime last nightより。エロい!!!!どうしたR5!!!ですがいやらしさは感じず心地の良いさわやか大人エロ曲。
 なんとなく70年代を感じる。3枚目のアルバムはR5の実験的なアルバムとも考えられる名盤である。本気でミュージシャンやりたいんだな~って。アイドルじゃなくて。だから本気で捨て曲はないし、大体の曲が酒に合う。
 特にこの曲はアルコール10度以上のお酒を飲みながら聞きたい。お酒で心地いい気分になりながら聞くととても気分がいいので成人済みのR5familyは是非とも実践していただきたい。

2015年12月25日金曜日

クリスマス映画アドベントカレンダー25日~マペットのクリスマスキャロル~

マペッツじゃないの?・・・いや、これはマペットのクリスマスキャロルです。

 ここで言うマペットとは、TV番組マペットショーから生まれたキャラクターのこと。最近「マペッツ」や「マペッツ2」という新作映画が作られたことから知っている人も多いのでは。
 マペッツを知らなくてもカエルのカーミットを知っている人は多いでしょう。今回はそのカーミットたちが演じるクリスマスキャロル。
  この作品の特徴としては、チャールズ・ディケンズが出てくること。ゴンゾ演じるディケンズが自分をディケンズだと断固として信じないリゾに、自分がディケンズであることを証明するためにクリスマスキャロルのストーリーを聞かせる、というのが主なストーリー。ある意味ディケンズが主人公。

 

基本はマペッツがキャラクターを演じているのですが、スクルージは人間が演じています。表情の変わらないマペッツと人間とのギャップが良い味出してやがる。スクルージを人間にしたのは本当に英断だと思うなぁ。スクルージには表情の大幅な変化が重要だよなぁ。

 マペッツの作品なのでマペッツ達は基本はギャグ。サムは相変わらずアメリカの事しか考えてねぇなwwwでもちゃんと感動させてくれます。3人の幽霊はオリジナルなのかな?キャラがいっぱいいすぎてわからん。



 また、この映画は基本ミュージカルで、一曲一曲が凄くいいんですよ!私のお気に入りはこれ

 物語序盤でスクルージの冷酷さを歌う歌。ちゃんとスクルージの冷酷さが表現されている上に、これから物語が始まるワクワク感がすごくする。

 他にも名曲ぞろいで、クリスマスキャロル映画の中で一番の作品に挙げる人も多いこの映画。ミッキーのクリスマスキャロルを気に入ったなら、そこから派生していろいろな作品に触れてみれば、このように素敵な作品に出会えるかもしれません。

2015年12月24日木曜日

クリスマス映画アドベントカレンダー24日~ミッキーのクリスマスキャロル~

ドが付く名作。
 
 ディケンズの小説クリスマスキャロルは何度か映画化されていますが、その中でもミッキーのクリスマスキャロルは30分とやや短め。ですが原作のメッセージはそのままに、ディズニーらしさを加えた素晴らしい作品です。

This is スターシステム

勘違いされがちですが、スクルージ・マクダックはクリスマスキャロルが初登場ではなくコミックが初登場。あくまで彼自身がエベニーザ・スクルージではなくスクルージ・マクダックがスクルージを演じている。(ややこしいな)この映画の出演者はみんな既存のキャラクター(ティム坊やは既存のキャラと言っていいのか謎ですが)
 他にもイカボードとドード氏のトード氏(これまたややこしい)に出てくるキャラクターやロビンフットに出てくるキャラクターなども数多く出演しています。ダンスパーティーのシーンではこの動きなんか見た事あるな~って人も。
 ですが、みなさん役柄に違和感はなく、尚且つあのキャラクターではなくその役なのがすごい。ミッキーはミッキーではなくボブ・クラチットで、既存のキャラクターを使いながらも話に入り込めるのが本当に凄い。



ミッキーとミニーの夫婦生活

ミッキーとミニーがまともな夫婦生活をしている!!!!ミッキーとミニーは結婚をしない永遠のカップルですが、この映画では夫婦を演じている!!!!ありがとうスターシステム!!!短編映画ではミッキーを尻にしいているミニーが超良妻。


何よりもマジ怖い

別名幼少期のトラウマ大量製造機とも言われるディズニーで、怖いシーンがマジで怖い。クリスマスキャロル自体が、悔い改めさせる話なので怖いシーンがあるのは当たり前ですが、マジで容赦ない。特に怖いのが未来の幽霊が出てくるシーン。ディズニーが描く墓地は超怖い。そして未来の幽霊役のピートがピートのくせに怖い。普段うるさいピートを喋らせないって考えた人天才。そしてスクルージが墓穴に落ちるシーンは北村弘一さんの悲痛な演技もあって超怖い。墓穴の底で燃える炎の怖さはアニメならではだなぁと。
 他にもビル・マーレイの亡霊役のグーフィーがまともな演技をしているのもなんか怖い。ドアノブがビル・マーレイの顔になってるシーンも我がトラウマの一つだなぁ・・・・・・

アニメとしても、名作クリスマスキャロルのアニメ化としても本当に素晴らしい作品。ひっそりとMovieNEX2014年版、2015年版と2年連続で発売されています。比較的手にDVDが入りやすい作品ですので是非一度は観てほしい名作です。

クリスマス映画アドベントカレンダー23日~三人の騎士~

13日の金曜日のはずのドナルドの誕生日がクリスマスなわけない?
細けぇことは気にすんな!!!!

※ドナルドのスクリーンデビュー日は6/9ですが、作品中ではドナルドの運の悪さを引き立たせるため13日の金曜日をドナルドの誕生日としている作品がいくつかあります。


ラテンアメリカの中でもブラジルとメキシコに焦点を当てたこの作品。ラテンアメリカのポピュラーソングを多用したり、実写とアニメの共演やサイケデリックな表現などと、ディズニー長編作品の中でも異彩を放つこの作品。最近ではこの映画に出てくるホセとパントートがパークのフリーグリーティングから人気が上昇しグッズも最近増えました。


 この作品について語りたいことはとてもたくさんありますが、その中でも注目してほしいのはパンチ―トが語るピニャータとポサーダの話。


 メキシコではクリスマスをかなり長く祝うそうで、イベントがたくさんあります。ポサーダはそのなかの一つ。マリアとヨセフがキリストの出産のためポサーダ(宿)を探すお話を子どもたちが再現するというイベント。
 熱心なカソリックの家のおばあちゃんたちからキリスト生誕のお話を聞いたりするイベントらしいので、ド派手に登場したパンチ―トの語り口がやさしいことやさしいこと。これがギャップ萌えってやつですな。そしてなんといってもメアリ・ブレアの描くポサーダ(宿)を求めて練り歩く子どもたち。
 この人の描く子どもってとても純粋だなぁと。厳格なカトリックのイベントだからといって子どもたちの顔が「いかにも神様をお祝いしてますよ~」感が無いのがすごく良いなぁと。年齢が一桁とかだとピニャータを割ることで頭がいっぱいなんだろうなぁとか、そんな風に思える子もいる。いい意味で子どもに夢を見ない感じがする。


 そしてその後カバレロズでピニャータを割るシーンは男三人がキャッキャしてるのが何とも微笑ましい。こいつらに女性ファンが多いのわかるわぁ~。
 ピニャータを割ったあとのお菓子やおもちゃが出てくるシーンもすごくワクワクする。ピニャータ割り、人生で一度やってみたい。後片づけ大変そうだけど。



サンタさんを待つクリスマスもいいですが、今年は世界のクリスマスに目を向けても楽しいのでは。





サンタさん、三人の騎士のMoveNEX出してください。

2015年12月22日火曜日

クリスマス映画アドベントカレンダー22日~グリンチ~

リア充爆発しろ!!!!なんて思っているあなたに

最近のクリスマス作品を語るにはドクタースースのグリンチを知っておかなければいけないと思う。

クリスマスと言えば偏屈なおっさんが改心する季節ということを定番にしたのがディケンズのクリスマスキャロルとドクタースースのグリンチだと思う。

グリンチはいろんなところでパロディやオマージュをされている作品。最近だとドラマgleeのクリスマスエピソードでパロディをされていたことが記憶に新しい。その時に歌われたのが「You're Mean one Mr.grinch」

 映像はルーニーテューンズで有名なチャックジョーンズ監督版グリンチ。曲のおしゃれ感と怪しさがまさにクリスマスの犯罪にぴったり。
 アニメ版グリンチはホームアローン2で知っている人も多いと思うけど、それよりもクリスマスを盗んでいる様子について何か感じないだろうか。

 そう、ティム・バートンのナイトメアビフォアクリスマスっぽいと思いません?正しくはNBCがグリンチっぽいというか愛のあるオマージュたっぷりに感じる。
 NBCの題材自体もモンスターがクリスマスを盗んで何かに気付く話である。

 そんなことより、このアニメはチャック・ジョーンズの魅力がたっぷりなんですよ!!!! 
 ドクタースースの絵柄ってすごく独特で、一発でドクタースースだってわかる感じなんだけど、これは表情の作りがTHEチャックジョーンズなの。
キャラクターのセリフがほとんど無いからこそ表情ですべてを語るんだけど、にやけ顔や改心した時の顔がもう最高なの。





 でもアニメ版はVHSしか出てない。というかプレミアものでしょう。

 ツタヤで借りられるグリンチと言えばジム・キャリー主演の実写版グリンチ。私はこっちもすき。アニメ版がチャックジョーンズの魅力たっぷりなら、実写版はドクタースースリスペクトが凄い。

 ドクタースース原作のアニメ「ホートン 不思議な世界のダレダーレ」を見るとドクタースースのキャラクターがいかに独創的かわかると思うんだけど、そんな独創的なキャラクターたちを人間で演じるために90人もの特殊メイクアーティストが用意されたって頭おかしい(褒め言葉)


しかも、人間じゃないダレモ村の人たち(フーと呼びます)を再現するためにシルク・ドゥ・ソレイユのアーティストが数多く出演している。ヤバい。
シルク・ドゥ・ソレイユにはウインクトックっていうクリスマスを意識した演目もあるけど、シルクの演目としてのグリンチも見てみたいな。

 原作だと単純にグリンチはクリスマスが嫌いなだけで、割と急に改心する。実写版だとグリンチがクリスマスを嫌いになった理由やクリスマスを好きになるために背中を押してくれる女の子が出てくる。

 原作のハテナを補完しているところもとてもいいところだと思う。
 そして実写版にはいろんな意味で二人のグリンチが出てくる。別に緑のモンスターが二人でてくるわけじゃないけど、クリスマスをプレゼントの日としか思っていない人物という意味で二人いる。

 個人的に吹き替えがおすすめで、ジム・キャリー吹き替えの山ちゃんが生き生きしているのが最高。
 あとテイラー・モムセンがかわいかったかわいい。・・・・この純粋そうな幼女が目の周り真っ黒のテイラー・モムセンなんだぜ。

実写版には一つ難点が、
特殊メイクのグリンチ怖すぎるんだよ!!!!!!!

 私は今もビビりですが、公開当時はCMが流れるだけでも怖くて怖くて。グリンチが怖くて夜中トイレいけないレベルだったんですよ!!!
 実写版を観たのもつい最近でホートン観てドクタースースに興味持った頃つまり二十歳超えてからなんですよ!!!

 まぁグリンチ自体モンスターなんで怖いのは当たり前なんだけど、変なところでリアリティを追及するからメリケンさんの考えることはよくわからない・・・・

 フーの人々もよく見ると義歯をしていて一番メイクが薄そうなシンディもよく見ると人間とは違う感じをしているんですよね。
 でも話に入り込むとどんどん慣れて行って最終的には可愛く思える。最後にグリンチがフーの歌をテキトーに歌うシーンとか可愛すぎてもう愛しい。

グリンチの見た目の怖ささえ乗り越えれば本当に心の宝になる映画です。














ただ、「クリスマスは綺麗な飾りやプレゼントなんかじゃなく、大切な人と過ごすもの」ってメッセージがあるからこの一文でうわぁ...ってなる人にはお勧めしないけどね。(そういうやつはクリスマス映画は観ない方がいい)

クリスマス映画アドベントカレンダー21日~サンタのオモチャ工場・ウェイン&ラニーのクリスマスを守れ!~



 良い子認定されるために毎日ホウレンソウを食べなきゃ!!!!耳の後ろも洗わなきゃ!!!



 シリーシンフォニー33作目、サンタのオモチャ工場。あのサンタさんのおもちゃ工場をちょっと覗き見。個人的に工場みたいなベルトコンベアで作業をしているシーンのある映画がとても好きである。ディズニー映画にもおもちゃを作るシーンのある映画はいくつかありますが、みんなこの映画好きだよな~って思うくらいにオマージュしてるなぁと。

 おもちゃ作りのシーンは「そう作るか!!!!」って程おもちゃ作りのアイデアが斬新。チェッカーのボードは専用のペンキがあったり、人形の髪をセットするためにビビらせて髪の毛を逆立たせて巻いたり。グーフィームービー2やナイトメアビフォアクリスマスなんかはこの映画のオマージュだろうなぁと思えるシーンがいくつか出てくる。私としては後になって見直して元ネタこれか!!!と思った。

 さすがのシリーシンフォニーで曲もすばらしい。工場のシーンの話ばっかりになるけどあの曲のワクワク感よ。


 そしてサンタの豪快な笑いがツボ。ノームが子どもの善行悪行リストを読み上げているシーンでもガッハッハと笑うのが。私このおっさん好き。 
 続編と思われる作品にサンタのプレゼント(The Night Before Christmas)という作品があるが、そこでもサンタは豪快に笑っている。やたらとがっはっはっはっはと笑う。子ども起きるぞ。
 
2つともクリスマス前に観てクリスマス当日をワクワクしながら待ちたい。

 
 クリスマス短編つながりで最近出たDVDディズニーショートフィルムズに収録されているウェイン&ラニーもぜひ見てもらいたい。ミッキーのミニー救出大作戦の人たちが作っているのでギャグは心配いらず。何より凄いのが、クリスマスのサンタの仕事場で完璧なスパイアクションに仕上げているところ。
サンタの事務所に忍び込むシーンのドキドキ感はもう短編アニメであることを一瞬忘れる程。例え短編でも作っている側の本気具合は長編と変わらないので、長編アニメにしか興味がなかった人たちにもぜひ見てもらいたい。

ディズニーショートフィルムズ、アナ雪ブランドが無くなってもvol2.3と続いてほしいなぁ。

2015年12月20日日曜日

クリスマス映画アドベントカレンダー20日~フィニアスとファーブペリーメリークリスマス~

長い夏休み中のフリン・フレッチャー家に冬が来た!!!!


 夏休みがテーマのフィニアスとファーブのクリスマススペシャル。過去にスウィンターという名目で、夏に冬を作るというエピソードはあったものの、本当に冬が来たのは初めてのこと。
 さすがのフィニアスとファーブ長編とのことで、おもしろいし感動できる。何よりこのこの長編の凄いところは華麗にバンバン伏線を回収しまくる。


 ざっくりとしたストーリーとしては、いつものごとくフィニアスとファーブがなんかすごいことしてて、キャンディスが言いつけようとしてて、その間博士のネーターで何かあってフィニアスとファーブが発明をどうにかしてて最後はスッキリきれいに片付いてる。
 今回は、全部最後に夢がかなう仕組み。観れば見る程なるほどなるほどとなる。相変わらずフィニアスは自分のやりたいことのためにダンヴィル中を巻き込むなぁ。


 フィニアスとファーブの特徴として劇中歌を想像する人も多いと思いますが、例のごとく今回も名曲ぞろい。サンタさんに向けてダンヴィルの人々みんなで歌う「Danville is very nice」は名曲。




個人的には博士のところに来た聖歌隊が歌うイチジクプディングちょうだい♪が脳内BGM.
ネタとして人気があったのか、次の年のクリスマススペシャルでもネタにされてます。


早くMOV・・・・いやブルーレイ出してくれてありがとう。

2015年12月19日土曜日

クリスマス映画アドベントカレンダー19日~くまのプーさんみんなのクリスマス~

プーさん達にしかできないクリスマス

過去にディズニーアフタヌーンとして放送されていたTVシリーズ新くまのプーさんのクリスマス特番に新しいストーリーを組み合わせた作品。





最初はクリスマスイブにみんなでラビットの家に集まり、去年のクリスマスの話に。

その去年のクリスマスの話が新くまのプーさんなんだけど、新しいアニメと新くまのプーさんへの繋ぎがかなり上手い。気がついたらツルツルのデジタル作画から海外発注セルに。それも気にならない。

新くまのプーさんは原作ファンには評判は悪いらしいが私は好きです。
TVシリーズならではの衣装の多さ。緑のセーター着てるティガーとかニット帽かぶってるプー可愛い。

そして、新くまのプーさんでしか会えないキャラ、イモムシ軍団がサンタ帽かぶってるの可愛い。

なかでも一番可愛いのはラビット。普段おっさん臭いんだけど、クリスマスの日だけは子どもらしさを見せる。
プーがサンタへの手紙にほしい物を書き忘れた事に一番あわててた。

まぁそんな去年のクリスマスのことを語り終わると、気がつけば大晦日に。


ぼけっとしてたら大晦日来ちゃった!!!


クリスマス映画って大体の作品は「クリスマスの夜におきた奇跡」がテーマである。

クリスマスが終わって大晦日来ちゃった物語は初めて観たわ。でもMerryChristmas and Happy New Year!と言うように、英語圏では普通の感覚なんだと思う。
そういう所がさすがプーだなと思う。普通の子どもの普通のクリスマス。

そして大晦日の日に、ラビットの家でパーティーをするんだけど、プー達がウザいのでラビットは怒って「お前等の居ないところに行く!」

それを聞いたプー達は自分たちの悪いとこを治そうとして自分らしさを失っていく。

陰気な所を指摘されたイーヨーは明るくなるんだけど、イーヨーにとっての明るさのお手本がまさかのプー。

二足歩行で赤いシャツを着てハチミツを食べながら笑顔を浮かべるイーヨーがなかなか気持ち悪いwww

上記のことから解るように自分らしさを失った彼らが上手く行くわけがなくみんな落ち込む。
そんな彼らをみたラビットが一番変わらなければいけないのは自分と気づき和解する。


みんなおっとりしているものの、一人一人が強烈な個性を持っている100エーカーの森の仲間たち。その強烈な個性がチャームポイントであり、大きな難点であったりする。
そんなプー達だからこそ大切なことを私たちみている側に教えられるんじゃないかなぁと思いました。せっかくDVD出したんだからこういう作品もMovie NEXを出した方がいいと思います。

2015年12月18日金曜日

クリスマス映画アドベントカレンダー18日 ~美女と野獣 ベルの素敵なプレゼント~

大ヒット映画「美女と野獣」の後日談・・・・ではなくお城の生活でのお話。舞台は野獣達が人間に戻って一年後のクリスマスから始まり、去年のクリスマスについて思い出を語りあいます。お城にベルが来て初めてのクリスマスのお話。

この映画はいわゆるOVAなのですが、とてもクオリティが高く、数々の名曲もこの映画のために作られました。

 一番有名なのは、ディズニーシーのテーブルイズウェイティングクリスマスキュイジーヌで使われている楽曲、「クリスマスがある限り」でしょう。どうしても野獣さんがクリスマスを嫌うので、クリスマスができないことを悲しむお城の人たちのためにベルが歌う歌です。この物語で初めて城主が野獣に変えられたのがクリスマスの夜だったということが判明します。
他にもベルが本の素晴らしさについて歌う曲など、素晴らしい曲が多数この物語のために作られました。




このお話では、本編では登場しなかったキャラクターが何人(個?)か出てきますが、その中でもこの作品の一番印象的なキャラクターはパイプオルガンにされてしまった宮廷音楽家のフォルテさんでしょう。

 本編美女と野獣では町の色男ガストンがヴィランでしたが、彼は別にもともと悪い奴だったわけでもなく、悪いことをしようと思っているわけでもありません。ベルに対する執着心が彼を悪い方向に動かしただけで、ヴィランというよりヴィランになった人というのが正しいと思います。そのため、見た目はハンサム(当時のあの国の基準では)彼の歌はとても明るく、町の人たちからも愛されていました。

 フォルテさんも元々は自分の音楽を城主に理解して欲しかっただけの人、そのため暗い気分になっている野獣が自分の好きな暗い曲調の音楽を愛してくれる今に執着している人なのです。ですが見た目が悪い人、本編中に人間形態のフォルテさんも出てきますが、完全に悪い奴。ですので彼の歌も完全なヴィランソングです。美女と野獣のキャラクターとしては、とてもセクシーで大人っぽいキャラクターになっています。また、パイプオルガン形態の彼は当時では最新の3DCGが使われていて気合いの入り具合がよくわかります。
 彼の音楽が緑色のレーザーのように表現されているのもまたかっこいい。幼少期はこのシーンがめちゃくちゃ怖くてしょうがなかったですw


そんなフォルテさんですが、なかにはおちゃめな一面も。フォルテさんは登場して「どれ私も外を見てみよう・・・・ん?なんだこの鎖は・・・・・私は動けないのか!!!!」と素晴らしいノリツッコミを見せてくれるおちゃめな一面も(あれは天然ボケなんだろうか)。また、野獣さんがベルに歌をプレゼントしようとしたときに歌うテキトーな「ひいらぎ飾ろう」がカワイイ。







今年発売された某姫のドレスそのまんま系ブランドの冬の新作にまさかのフォルテさん人間形態がプリントされているという大事件も起こりました。この映画を観てない人はもちろん、小さいときに観た気がする人にとっては「誰だこのおっさん・・・・」ってならないのかな?

まぁまさかのフォルテさんグッズ化ってことで、ベルの素敵なプレゼントを観なおすチャンスなのではないでしょうか。だからさっさとMOVIE NEXを出して下さい。


クリスマス映画アドベントカレンダー17日~ミッキーのクリスマスの贈り物~

オムニバス形式で語られるドナルド、グーフィー、ミッキーがそれぞれメインのお話。

クリスマス作品の中でも名作中の名作。3作品全部見ても1時間ぐらいしかないけれど、どれも心に残る作品。


 1つめの作品は「ドナルドのクリスマスは大変だ」という邦題なんですが主役はヒューイデューイルーイの甥っ子たち。
 クリスマスでもクソガキっぷリを発揮する甥っ子たちがクリスマスの本質を学ぶSF作品。魔法少女まどかマギカのごとく同じ日を繰り返します。
 この作品で印象的なのがBGMに使われる「God rest ye merry gentlemen」という曲、タイトルからわかるように、救い主が生まれたこの日を忘れなさるなという曲なんですが、甥っ子たちがかなりクソガキな物語の序盤では明るめにアレンジされているんですよ。最初は何の曲かわからないレベルで明るい曲にアレンジされていて。物語が変化していくごとに曲も変化していくんですよ。それが凄く印象的で。




 クリスマスソングと言ったら明るい歌詞の曲もいっぱいあるんですが、その中でこの曲を選んだところに凄く意味があるんだろうなぁと思いました。
 あと「おじさん」って呼ばれてる年なのに船長さんの帽子かぶって寝るドナルドカワイイ。


 2つめの作品はグーフィーとマックスの話、テーマは大人への階段の一つ「サンタは実在するのか」。子マックスの声が大人の事情によりパパはグーフィーと違うのがご愛嬌。とにかくマックスがカワイイ。
 サンタさんは信じる人にだけ来てくれる。この作品の中で、グーフィーが案外慈善事業に力を入れているのがぐっときます。
 子どもっぽい大人のグーフィーと大人っぽい子どものマックスだからこそ演じられる(スターシステムですから)作品だなぁと。


 3つめの作品がミッキーとミニーのお話。このお話が一番すき!!!!!
 ミニーの宝物である時計のペンダントチェーンをプレゼントしたいミッキーとミッキーの宝物のハーモニカのためのケースをプレゼントしたいミニーの話。
 クリスマスの奇跡や魔法は一切おこらないんですが、人々の心のあったかさだけでできている物語ってところがお気に入りポイント。
 ハッピーエンド、と思うかは人それぞれですが、ミッキーとミニーにとっては本当に幸せなクリスマスだったんだろうなぁと思える人間臭い作品なんです。あとミキミニの作画が好き。帽子で耳がつぶれるミッキーカワイイ。

 とにかく名作なのでMovieNEXをさっさと出してくださいと声高らかに言いたい。

2015年12月16日水曜日

クリスマス映画アドベントカレンダー16日~チップとデールクリスマス短編~

冬籠りをするというリスの特性上季節が冬の作品が多いリス短編。その中でもクリスマスの時期になると必ずと言ってもいい程出てくるのが「プルートのクリスマスツリー」と「リスのおもちゃ合戦」の2作品。


プルートのクリスマスツリー
 初代宿敵であるプルート戦クリスマスマッチ。デールがクリスマスオーナメントに顔を映すシーンは有名で、あぁあれね。と思う人も多いのでは。
過去にディズニーシーでこのシーンを模したバックチャームが販売されていたこともあった。今も大切に我が家に飾っています。
 50年代の短編はキャラが全体的にぶちゃいくでとても好き。最近のグッズに描かれているようなあざとかわいい系も嫌いではないが、私にとってのチップとデールは40年代~50年代のチップのまぶたに二重があるものが生き生きとしていて好き。
 チップとデールだけでなく、40年代~50年代の作品は、ドナルドに鼻の穴があったり、ミッキーに眉毛があったりしてなんとも言えない愛らしさがあるのだ。
 主役はチップとデールとプルートなのだが、この映画での一番の見どころは最後にクリスマスキャロルを歌っているミニー、グーフィー、ドナルドの3人だと思う。普段主役として活躍している3人が凄く素朴に描かれている。メインキャラクターの一人であるミッキーもすごくシンプルでラフな格好をしている。
ミッキーたちはスーツを着てダンスパーティーに行ったりと割と大人で都会的な生活をしているけれど、クリスマスの夜だけはキャロルを歌う子どもになる(ミッキーはお父さん感あるけど)そんなところがすごく好きです。



リスのおもちゃ合戦
 おなじみの宿敵ドナルド戦クリスマスマッチ。心のきれいな人は、デールがシルクハットをかぶっておもちゃにあいさつ回りをしているシーンと答えるでしょう。
私にとって一番の見どころはやっぱりドナルドとのファイティングシーン!!!!過去にドナルドの家を爆破したりとなかなかエグイことをしているチップとデールですが、今回はガチな戦争を繰り広げています。
 銃は使うわダイナマイトは使うわ、そして戦争描写が割とガチなので、こっちはクリスマスDVDに入っていないことが多いんですよ。
 勝利を勝ち取った後、デールが目に包帯を巻いていたり、変にリアリティを追及するおもちゃ合戦。途中電話を使った攻撃なんかもあったりして、チデドナシリーズの中でも攻撃のパターンが多い。しかもドナルド側の攻撃も結構凝ってるのが良い。

クリスマス関係なく面白いのがこの作品のいいところ。まさに「クリスマスマッチ」と呼ぶのにふさわしい。


今となっては両作品ともパブリックドメインで安く手に入ったりするが、プルートのクリスマスツリーは「ハローチップとデールがやってきた」というDVDに、リスのおもちゃ合戦は「チップとデール 森は大騒ぎ」というDVDに日本語版が収録されているので買いましょう。なるべく定価で。他の収録作品もかなり面白いので。
私のお気に入りはリスの朝ごはんと・・・・って言ってたらキリがないのでみなさん観てください。

2015年12月15日火曜日

クリスマス映画アドベントカレンダー15日 ~ミッキーのマジカルクリスマス~

名作であり迷作であり奇作である

これは過去にディズニーチャンネル(とトゥーンディズニー)で放送されていた人気テレビシリーズ、ハウスオブマウスのクリスマススペシャルである。
わかる方にはハウスオブマウスってだけでなんとなく想像がつくであろうが、ギャグがきっついのだ。


まず、簡単なストーリーとしてはハウスオブマウスのクリスマスナイトが終わったら吹雪で客が帰れないので、パーティーを続ける。そんな中ドナルドがクリスマスなんて嫌いというのでドナルドにクリスマスの話を見せて喜ばせようという話である。


ドナルドの機嫌取りが目的であるのに最初に見せる話が「ドナルドが雪だるまのモンスターに追っかけられる話」である。ミッキーたちはドナルドをどんな奴だと思っているのだろうか。鬼畜の所業である。


サンタの科学と称してルートヴィヒ・ヴォン・ドレイク教授が超ハイテクなそりを紹介する。今回はドレイク教授がヤバいのである。これはまだ序章であった。

次に名作「プルートのクリスマスツリー」を観たあと、迷作いや違う、怪作ミッキーのクルミ割り人形の上映である。

ディズニーのクルミ割り人形と言えば過去にディズニーシーで上演されていたショーミニーのナットクラッカーを思い出す方が多いかもしれない。しかし、これはハウスオブマウスのクルミ割り人形である。パーク向けのハートフルなストーリーとは全くの逆方向にローラースケートで突っ走っている感じである。


まずマリアとドロッセルマイヤーおじさんのシーンがナレーションから始まる。
ナレ「全てが美しく光り輝いていました。誰がこの美しさを言葉にできるでしょう」
ドレイク教授「わしがやろう!!!!!」
ジジイでしゃばる。そしてナレーターと喧嘩をするメタ展開。

そしてドロッセルマイヤー教授がミニー・・・じゃなくてマリーにあげたクルミ割り人形を動かすと。踊る、そしてクルミをサーベルでバシバシ叩く!叩く!叩く!クルミ割り人形ってこんなだったっけwwwwしかもそれをみた教授は「踊るようにはしていなかったんだけどなぁ」といって人形をぶっ壊す。

ナレーターに出てけと言われてドロッセルマイヤー退場。

クルミ割り人形がミッキーになってマリアとリア充する。ロックアレンジされた曲が最高である。

そしてネズミの王様が登場するのだがネズミの王様役がなんとドナルド。イヤーハットかぶってるの。ドナルドがネズミなんていやだと言っているけれどナレーターに「最後に勝つから」と言いくるめられる。ちょろい。もちろんウソ。

マリーが誘拐されると何故かグーフィー登場。こいつ何とかしてよとミッキー、嫌だ関わりたくないとナレーター。グーフィーの扱いが酷い。ちなみにグーフィーはミッキーをネズミの王様の国に連れて行く雪の妖精役。

そしてドナルドの元に行くとミッキーの迷セリフ
「彼女を離せこのネズミ野郎!!!!」
いやネズミ野郎はおまえだろwwwww

まぁ結局ネズミの王様は負けるんですが、(ナレーターは知らんぷり)ネズミの王様は自身の持っていた杖に閉じ込められ杖だけ残る。それを拾うドロッセルマイヤー。オチが特に酷いのだけどこれだけはもう観て体験してほしい。ドレイク教授ハッスルし過ぎ。

そのあとはなんやかんやあってドナルドの機嫌がなおり、名作ミッキーのクリスマスキャロルを上映。そのあとはみんなで歌って終わり。うまいこと丸めやがったwwwww


しかもエンディングの曲がなかなかいい曲。ミッキーのクリスマスキャロルMovie NEXのNEX特典についているらしいが、ぜひともDVDで見てほしい。特典映像の「クリスマスを奏でよう」は映画に使われた音響効果を使って子どもたちとクリスマスの音を奏でるものであり一見の価値がある。

2015年12月14日月曜日

クリスマス映画アドベントカレンダー14日~ロバと少年~




ドン・ブルース監督作品。「ミッキーのクリスマスカウントダウン」というDVDに日本語版が収録されています。

クリスマスの話かどうかは日本生まれ日本育ちの私には謎ですが、最後に「ベツヘレム」に行くと言っている男性が出てくるので宗教色強めなんだろうなぁ(たぶん)というのざっくりとした感想。主人公の少年にジャングルブックのモーグリ感を感じたのは多分中東つながり。


体の小さな老ロバと仲良しだった少年が、父からロバを売りにだす事を告げられ「売るならロバを大切にしてくれる人に売りたい」と自ら売りに行く話。ちなみにロバの名前は語呂の関係上日本語版でも「スモールワン」そのまんまか!!!チビ輔とかそんな感覚なんだろうけど、競走馬みたいな名前だな。


ドン・ブルースと言えばディズニーを出た後アナスタシアやアメリカ物語など、ワーナーで長編アニメを数多く監督していた人です。私の勝手なイメージだとこの人の作品ってすっごく暗いの。どんなにコミカルなシーンがあろうともどんなにハッピーエンドで終わろうとも人の心にずっしりと訴えかけるものがある。

この作品の場合だと「お金じゃ測れない価値がある」だとか「諦めなければもとめる人に出会える」みたいなメッセージだと思う。歌もあってコメディシーンもあるけど切なさが一番心に残る。30分のアニメオペラともいえる。

ハッピーエンドで終わるはずなのに切なさが残るこの作品を観終わった後にバッグスバニーのこのセリフを思い出す。

ハッピーエンドなわけないだろ?だってオペラだからさ~オペラ座の狩人より~

そう、これでいいのです。

にしてもこのDVDやたらと豪華で、この作品の他にも「ミッキーの王子と少年」まで入っている(他は短編)DVDのコンセプト的にはアドベントカレンダーのごとく一日一本作品を観ようぜという感じらしい。しかし、その割には他の作品にクリスマス色が少ない。(クリスマスの定番が多いチップとデール短編の中でなぜクリスマス色が無いリスの冬仕度を選んだのだろうか)
逆に考えれば季節関係なく楽しめるDVDでもある。(舞台は基本冬だけどな!)


ファン的に考えれば「ロバと少年の日本語版が収録されているDVD」ってだけでもかなり価値があると思います。

2015年12月7日月曜日

D23expoJapanレポ3日目~吹き替えの魔法、日の目を見たプリンセス達~

小鳩くるみ、鈴木より子、すずきまゆみ、伊東えり、麻生かほり。この名前を見てピンと来た人はきっと私といいお酒を飲みかわせる気がする。

 最近になってしょこたんことレベル30の中川翔子さんが塔の上のラプンツェルでラプンツェル役をやったち、アナと雪の女王でアナとエルサの二人とも芸能人起用をされて話題になった。また、アナ雪では芸能人起用とは思えない程の吹き替えの完成度の高さが話題を呼んだ。
 それまでは吹き替え声優の事はあまり表には出さず、映画の最後の最後で黒い画面に白い文字で映し出される、それ程度だった。しかし、アナ雪の次の長編作品「ベイマックス」では本編の後すぐ、イラストとともに日本語版吹き替えキャストの名前が流れた。芸能人枠以外のキャラも演じたキャラクターの名前と共に出てきた。時代の移り変わりを感じた。

 2013年に行われたD23expoJapan2013では、ディズニー吹き替えの魔法と題してラプンツェルを演じた中川翔子さんをMCに迎えて、日本語版ドナルド・ダックの声の主である山寺宏一さんの講演が行われた。普段本業の声優のほかにタレント活動をしている人なので納得のキャスティング、さすがのMC能力で軽快なトークと共にドナルドを演じるにあたっての苦労話などを聞かせてくれた。


 そんな前回の吹き替え講演が、教育バラエティ番組さながらのクオリティであったので次に講演をする人も芸能人だろう。なんてみんな思っていた。しかも副題が「アナ雪から白雪まで」とシャレが効いていた。誰が来るんだろう?やっぱ神田彩也香?それともピエール瀧?あれだけ露出をしなかった松たか子は来ないでしょー。と芸能人起用が多かったアナ雪にばかりみんなの予想は傾いていた。じゃぁ白雪って誰だ?まさか小鳩くるみが来るわけじゃないよね~。小鳩くるみさんとは、白雪姫の現在の声の主である。初代ではないものの、再公開後小鳩くるみさんじゃない白雪姫を聞いたことがないと思えるくらいおなじみの声。元々アイドルで、現在は本名で児童文学学者として活躍しているまさに才色兼備のプリンセスを体現している人だ。

 小鳩くるみさんは本名の「鷲津奈都江」さんとしてたま~にNHKに出ていたり、ディズニーファンに寄稿をしていたりしたが、なんとなくそれはないだろ~と思っていた。古い作品の声優さんはその時代のルールそのままであまり公に出さないものだと思っていた。

 そして当日「それではご紹介しましょう!小鳩くるみさんです。
マジで来ちゃったよ。聞きなれた声で「わたくし小鳩くるみと申します。」とあいさつをしてくださった。動き一つ一つが上品で、それでもかわいらしさを感じる素敵な女性でした。小鳩さんは何度も「小鳩くるみという名前で多くの方々の前に出るのはとても久しぶりで緊張しています。」と言っていた。白雪姫を演じることに決まった時のエピソードを話してくださった。話をしている姿が私の知っている白雪姫そのものだった。
 小鳩さんのお話が終わると、小鳩さんの功績を讃えて白雪姫の絵が送られた。日本版ディズニーレジェンドの誕生のようなものだ。確かにオリジナルは大切だけど、日本で私たちが映画を楽しめるように努力した人たちがいる。それが認められた瞬間に思えた。これぞ日本版D23expoだ。


 小鳩さんの登場でお腹いっぱい涙目いっぱいになっていたと思ったら次はシンデレラの話に。実写版もヒットして今年はシンデレライヤーでもあったなぁなんて思っていたらシンデレラを演じた鈴木より子さんが登場した。たまった涙が流れた。正直いって名前は知っていたけどどんな人なのか、顔さえ全く知らなかった人が出てきた。もはやこの声の主は存在する人間なんだろうか、とさえ思っていた。鈴木さんは元々歌の人で演技は初めてだったらしく(マジかよ)、いろいろイメージを固めてきたらしいのだが、偉い人には「そのままでいいんだよ」と言われたそうな。うむ納得。
 鈴木さんもシンデレラそのもので上品な女性でした。鈴木さんはお仕事で「夢はかなうもの」とよく言っていたら夢がかないやすい体質になったとか。自分、最近ネガティブな言葉ばっかり発していたな、と気づかされた。鈴木さんにも功績を讃える絵が送られた。

 その後、アリエルの話になりまさかと思っていたらアリエル役のすずきまゆみさんが登場。パートオブユアワールドを歌ってくれました。いろんなアーティストにカバーされた曲だけど、やっぱり本物が生で歌う歌は違う。心の奥底に響いた。
 その後もベル役の伊東えりさんやジャスミン役の麻生かほりさんが劇中の歌を歌ってくれました。日本人にしかわからない本物であって、客席の私たちを育ててくれた沢山の大人の中の一人でもある。そんな人たちが目の前でお話をしてくれて、歌を歌ってくれている。まさに夢のような時間だった。

 だって映画の中の一部が目の前で繰り広げられているんだよ。大人になってもディズニー映画を変わらず好きでいてよかった。そう思った。

 そしてアナ雪まで、なのでまさかと思っていたら松たか子さんが登場した。本物はやっぱり美人だしオーラが凄かった。アナ雪フィーバー時は妊活中だったのでほぼ露出をしなかったけど、エルサとして目の前で「生まれて初めて(リプライズ)」を歌ってくれた。
 正直作品自体は好きだけど、あまりに流行りすぎて少々食傷ぎみだったけれど、やっぱり映画自体は凄く良かったってことを思い出させてくれた。

 講演が終わると、自分がハイヒールのブーツを履いていたことを思い出した。なんでこんなに歩き回ることを知っていながらこんな靴はいてきたんだろう。そういえば私も、元々プリンセスに憧れる女の子の一人だった。今ではディズニーオタクの一人で作品の良し悪しについて語る。けれど始まりは、動物と友達になりたいプリンセスに憧れる女の子だったなぁ。という事を思い出した。パークでプリンセスにハグする小さなプリンセスだったころの気持ちを思い出した。